書籍『跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること』

お疲れ様です(^^)

今回は、『公益社団法人コスモス成年後見サポートセンター』と、1冊の書籍のご紹介をさせていただきます。

コスモス成年後見サポートセンターとは、日本行政書士会連合会が主導して、「高齢者、障がい者等が自らの意思に基づき、安心でその人らしい自立した生活が送れるよう財産管理及び身上保護を通じて支援し、もって権利の擁護及び福祉の増進に寄与し、個人の尊厳が保持されることを目的」として設立されました。詳細は、下記リンク先よりご覧いただけます。

公益社団法人コスモス成年後見サポートセンター (cosmos-sc.or.jp)

私も行政書士として成年後見業務にどう関わっていけるのかを学んでいきたいと思っていましたので、コスモス成年後見サポートセンターの入会前研修の受講を終え、本日入会申し込みをしました。8月に入会できる予定です。

その研修の中で紹介されていた書籍を購入して読んでみて、一人でも多くの方に読んでいただけたらと思いました。

その書籍は、東田直樹さん著『跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること』です。

2014年に刊行された単行本を文庫化したものだそうなので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

東田さんは、生まれつきの脳機能障がいである「自閉症」を抱えておられ、コミュニケーションや日常生活に様々な難しさが生じてしまいます。

著書では、「自閉症」を抱えている方がどのような見方、考え方をされているのかがご自身の言葉で綴られているので、東田さんの感じていらっしゃることが目に浮かぶようで、テキストだけでは見つけられなかった気付きがたくさんありました。

とても純粋で、広い視野を持って、ご自身や周囲のことをありのままに受け入れていらっしゃるのだなと感じました。

詩集を読んでいるような感覚にもなって心に残った文章に付箋を貼っていたら、付箋だらけになってしまったことと(^^;)、これから読まれる方もいらっしゃるかもしれませんので、引用は控えておきます。

東田さんの想いに触れて、私ももっと広い視野を持ちたいと思いました。そして、障がいの有無に関係なく、相手や物事に対して思い込みや偏見を持たないようにして、正しく知ろうとすること、そして思いやりの気持ちがとても大切だということを改めて感じました。

私自身、以前の職場で、相手の想いを尊重することはとても大切だと分かっていたはずなのに、良かれと思ってしたことが相手の想いに反していて猛反省して落ち込んでしまった経験があります。

一人一人、見方も考え方も違うので、自分の考えを押し付けてはいけないですし、そういう見方、考え方があるのだと受け入れていけたらと思います。

同じものを見たり聞いたりした時、共感したり、思ってもいなかったことに気付かせてもらえることもあります。日々、発見そして成長していけるのですね。

この本を読まれた方と、お話する機会があることを楽しみにしています。

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