鹿児島市の創業支援資金
お疲れ様です(^^)
今回は、創業融資に関するお話です。(以下の文章の内容は、令和6年7月現在となります。)
これから事業を始めようとする際、設備投資にかかるお金や運転資金の調達方法の一つとして、自己資金に加えて融資を受けることが挙げられます。私も運転資金として、鹿児島市の創業支援資金を申し込みましたので、ご参考としてその流れ等をご紹介させていただきます。
はじめに、創業融資には、日本政策金融公庫による創業支援の融資と、自治体・金融機関・信用保証協会が連携して行う制度融資があります。
簡単にですが、2つの融資の違いは下記のとおりです。制度融資の内容は鹿児島市の場合となります。各自治体によって内容は変わるようです。
日本政策金融公庫による 創業支援 | 自治体・金融機関・信用保証協会が連携して行う制度融資 | |
融資実行までのスピード | 他の金融機関より審査のスピードが早く、3週間~1か月程度です。 | 自治体・金融機関・信用保証協会それぞれの審査があるため、融資までに1~2か月かかる場合があります。 |
金 利 | 雇用創出等の要件を満たせば、優遇金利が適用されます。 | 自治体による保証料の補助や、当初12か月以内の利子相当額の補助が受けられ、通常より低い金利で借り入れができます。 |
担 保 | 担保は不要。代表者の保証は任意で、保証を付けた場合は優遇金利が適用されます。 | 個人の場合は不要。 法人の場合は代表者の保証が必要です。 |
融資を申し込みされる際は、ご自身が希望される融資実行までのスピードや、それぞれの申し込みに必要な書類をホームページ等で確認されてから、どちらに申し込みをされるかを検討されるとよいかと思います。
私は、以前勤めていた職場で、日本政策金融公庫から運転資金を融資していただく際に、提出書類を作成した経験があります。今回の開業にあたっては、鹿児島市の創業計画書の内容の方が私は作成しやすかったので、制度融資の窓口となっていただける金融機関に申し込みをしました。
鹿児島市の中小企業向けの融資資金の一覧ページです。下記リンク先をクリックするとご覧いただけます。
https://www.city.kagoshima.lg.jp/san-shien/sangyo/shokogyo/yushi/naiyo.html
以下は、融資をしていただけるまでの流れになります。
印鑑登録がお済みでない場合は、役所で印鑑登録を済ませた後、役所内やコンビニエンスストアのマルチコピー機でマイナンバーカードを使って印鑑登録証明書の取得まで一度にすませておくとよいかと思います。証明書の窓口交付の待ち時間を短縮でき、交付手数料も窓口交付に比べて1通あたり100円お安い200円となります。(鹿児島市の場合)
窓口となっていただいた金融機関のご担当者様は、資金繰り表の内容について一緒に考えて下さったり、保証協会のご担当者様とのやり取り等の様々な手続をしてくださいました。また、保証協会のご担当者様も、面談時にアドバイスを下さったりと、心強くてとても感謝しています。
資金不足、赤字になりそうな段階で融資をお申込みすると、審査も厳しくなるでしょうし、融資実行までの資金繰りも大変です。その点、創業融資は無理なく返済できるようしっかり計画を立てることはもちろんですが、通常の融資に比べると比較的審査が通りやすいようです。
当初予定していなかった出費や、売上が計画どおりに上がらない時に備えて、資金に少しでも余裕があると安心ですね。
もし、すぐに融資を受けられる予定がなくても、開業・起業を予定されている場合は、創業計画書や資金繰り表を作成するのはお勧めです。開業・起業の動機やお仕事をとおしてどのような自分になりたいかを再確認できたり、収支の計画を立てることで、それを実現するために何をしないといけないかがより明確になってくるかと思います。
今回は創業融資を取り上げましたが、要件の合う補助金や助成金を更に活用するのもよいかと思います。
少しでもご参考になりましたら幸いです。